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海外講習事業

若くして日本で働くことを決意した技能実習生たち。
彼らが来日する前に日本のことを少しでも理解し、日本での生活を楽しみに思ってほしい!
講習会はそんな高校生たちの思いからはじまりました。

事業概要

事業名海外講習事業
活動地域ベトナム
 -ハノイ、ホーチミン
カンボジア
 -ブノンペン
ミャンマー
 -ヤンゴン
インドネシア
 -ジャカルタ
主な対象来日前の技能実習生
主な講習内容・地域ごとの文化・風習・方言
・生活ルール、マナー
・妊娠トラブル防止のための講習
担当海外講習部
部長 北澤 真帆

活動の背景

 外国人が日本でトラブルに巻き込まれてしまう原因の一つに日本のことを良く知らないことが挙げられます。技能実習生の出身国と日本の文化や習慣は全然違います。言語はもちろん、ゴミ捨ての方法や食べるもの、交通手段や国民性など挙げればキリがありません。こうした日本の法律やマナー、文化や方言などを知ることなく来日し、上手く日本での生活に馴染めないというケースも少なくありません。

 技能実習生の多くは出身国にある派遣会社の訓練センターから来ます。訓練センターで彼らは半年から1年ほど日本語や日本の社会ルールを学ぶ機会があります。しかし教科書に書いてあることや現地訓練センターの職員の方々だけでは伝えられないこともあります。

 そこで私たちが行う講習会では日本在住の同世代メンバーが行うという利点を活かし、私たちだからこそ発信できることを意識して講習会を企画しています。

 現在こうした講習会は、ベトナム・ミャンマー・カンボジア・インドネシアの東南アジア4カ国の技能実習生送り出し国で、送り出し機関と連携して実施しています。

事業の特徴・講習内容

相互コミュニケーション

90分という短い時間の中で日本の文化や価値観、人柄などを知ってもらうために、当団体の講習会では相互のコミュニケーションを何よりも大事にしています。
実習生が訓練センターの職員の方以外の日本人と初めて触れ合う機会となるほか、派遣会社の方からは会話練習にもつながるといった高い評価を受けています。

地域ごとの文化・風習・方言

当団体の講習会で特に人気があるコンテンツの1つが方言講習です。
非日本語話者にとって、地域によって大きなニュアンスや発音の違いがある方言は大きな混乱の原因になります。また生徒各々の行く先がバラバラな訓練センターでは、地域に基づいた教室を実施しずらい現状があります。
本講習では訓練センター内の実習生が働きに行く地域の方言から良く使われるものを厳選し、紹介しています。

生活ルール、マナー

来日後すぐから日本での生活に馴染むことができるように、生活する上で覚えておくべきルールやマナーについて発信しています。メモを取る参加者も多く、実用的で役に立つという評価を受けています。
こうした細かい部分が重要な内容についてはベトナム語を挿入したり、ベトナム語通訳を挟んで講習を行うなどしています。

妊娠トラブル防止のための講習

ベトナム人をはじめとして技能実習生の妊娠トラブルは一時期社会問題となるほど多くの事例が発生しました。こうした技能実習生の妊娠トラブルには、日本での孤独感や性知識の不足など様々な要因があります。Adovoでは適切な避妊方法や妊娠時の対応などの講習を専門家の監修の下、わかりやすく来日前の技能実習生に伝えています。

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